最近の話

最近、離人症という言葉を知った。

 

僕はここ数年、自分の中身がどこかに行っていなくなった感覚とともに生きている。

数年前、精神を壊したときから、自分の中身が消えて、仕方がなく少し自分に似た人間がその抜け殻を背負っている。今はその、「少し自分に似た人間」の感覚を私が得ているだけで、それが私自身だとは思わない。

自分が生きているという感覚があまりなく、抜け殻状態で、精神を壊す前とは別人格というか(そして今の人格は本来の自分自身ではない気がしている)。

 

その感覚がこの数日で明確化してきたので、それとなく検索をしていたときに離人症という言葉に出会って、この感覚が当てはまるような気がした。

 

あまり簡単に、自分のことを精神疾患だとか、そういうものに当てはめて他人にいいふらしたりするのは好ましくないと自分は思っているので、そう思ったからといってどうというわけではないのだけれど。

 

そのどこかにいってしまった、本来の自分に帰ってきてほしいのだけど、そもそもその考え方そのものがおかしいのかもしれないし、どうしようもない。

 

抜け殻になったまま、思うように動けないし、こんな話他人に理解してもらえるとは思えないから話さないし、何をする気力もない。泥のように過ごしているのがつらい。

本当ならもっと、お金を稼いだり、やりたいことに挑戦したりいろんなことを頑張りたかった。ずっとそう思って生きてきたのに。何もできない。

 

死にたいわけではないのだ。普通のことを普通にできて、やりたいことにも挑戦できる元気があって、頑張って生きられるなら生きていたい。

でも、このままじゃ生きられない。

どうしようもなく苦しい。

自分が生きているという感覚が薄いのに、苦しさを感じるのはおかしい。

離人症とは違うのかもしれない。よくわからない。

病名なんて別に、なんだっていい。付いたって何も変わらないから。

 

もしかしたら、「こんなはずじゃない」という気持ちがそうさせているのかもしれない。

 

自己愛だけが強い、愚かな人間だから。僕は。

力がわかなくて困っている。新たな人間として生きていくのは構わないのに、ちゃんと生きる元気がないから抜け殻なんだ。生きた屍だ。

去年から病院に通って、薬も飲んでいるけど、大して何も変わらない。

 

困ったものだなあ。